
ケイスリー株式会社(本社:沖縄県中頭郡読谷村、代表取締役社長:幸地正樹)、株式会社うむさんラボ(本社:沖縄県浦添市、代表取締役:比屋根隆)および一般社団法人デザインイノベーションおきなわ(DIO)(所在地:沖縄県那覇市、代表理事:神里僚子)の3社で構築したコンソーシアム(以下「本コンソーシアム」)が取り組んできた『沖縄みらい地図アクション』は、このたび「こどもの貧困」と「起業支援」をテーマに作成した課題構造マップの初版を公表いたしました。
この課題構造マップは、2024年9月~2025年1月の約4か月にわたり、沖縄県内で「こどもの貧困」に向き合う39団体・組織の53人、「起業支援」に関わる32団体・組織の51人にインタビューを行うとともに、4回のワークショップを開いて課題の構造を分析したものです。分析には主にシステム思考を活用し、ループ図を使って原因・影響のつながりや相互作用を可視化しました。
【沖縄みらい地図アクションについて】
沖縄には、多様な価値観が混ざり合うチャンプルー文化、ゆいまーる精神をはじめとする相互扶助を大切にする県民性など、世界に誇れる魅力が数多くあります。一方で、独特の歴史的、地理的、経済的背景から生じる社会課題に直面しており、これらは単一の解決策では対応できない複雑な構造になっています。
こうした課題に対して、行政、NPO、大学、企業など多様な人々がつながり、沖縄全体が一つになって自律的かつポジティブな変化をもたらすことが重要です。2024年度は、主に「こども」や「起業」のテーマについて、これまで課題解決に取り組まれてきた方々へのインタビューやワークショップを通して、沖縄の社会課題の実態とその構造を俯瞰的に分析し、全体像を“見える化”=地図化することに取り組みました。
この「地図」作りの過程で、異なる分野や立場の人々がつながり、共通の目標を見定めることができ、沖縄全体が一丸となって新たな一歩を踏み出す指針となるような「沖縄みらい地図」にしたいと考え、制作にあたりました。
今回、公表したのは初版です。今後は、重要な課題の特定や共通目標の設定、それぞれの強みを活かした沖縄全体での横断的な協働に向け、多様な立場の方々と対話を重ね、取り組みを続けていきます。
【メディア掲載】
2025年2月14日 琉球新報 『沖縄の社会課題を地図化 貧困や起業支援、解決策探る』
2025年2月13日 琉球新報 『課題解決に意見交換 企業の特徴、地域の強みに』
2025年2月4日 沖縄タイムス 『沖縄の社会課題幅広く語り合う 8日、沖国大で企画』
2025年2月4日 琉球新報 『8日、沖国大で沖縄の課題討論 みらい地図発表も』
2025年1月26日 沖縄タイムス 『起業支援の課題を「地図」で見える化 全体を俯瞰して効果的なサポート探る うむさんラボ・ケイスリー・DIO』
『沖縄みらい地図アクション』へのご意見、地図の活用アイデアなど、ぜひお寄せください。
【本コンソーシアム各社の会社概要】
ケイスリー株式会社(主に地図作りを担当)
所在地:沖縄県中頭郡読谷村長浜187番地
創業:2016年3月
出資金:2,566万円
代表者:代表取締役社長 幸地 正樹
【本件に関するお問い合わせ先】
ケイスリー株式会社(國吉、蔵端)
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