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落合がアーツマーケティング・ゼミ「あーとま塾2019」に講師として参加しました

2020年2月1~2日@可児市文化創造センターala


可児市文化創造センターala(以下、アーラ)は、「芸術の殿堂ではなく、人間の家」という理念を掲げ、地域社会、人々に向けた先進的で多様な取り組みを行っています。文化芸術において特に顕著な成果をあげている市区町村に対し,文化庁長官が表彰する「文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)」を平成29年度に受けています。


そのアーラで毎年開催される、あーとま塾。劇場に関わる人を中心とし、演劇関係者、劇場関係者、演出家、自治体職員等が参加し、年間を通じて文化政策、社会包摂、マーケティングといったテーマで学びます。弊社、2017年度から講師として関わり始め、今年度も3回にわたる講座に全て参加させていただきました。


今回のテーマはマーケティング。衛館長から事前に送られてきた100ページを超える長文のアーツマーケティングに関する文章を読み、参加者もマーケティングへの理解を深めてきています。弊社がご支援しているのはロジックモデル作成のワークショップですが、今回はマーケティングの観点から紐解いた、SWOT分析、顧客の痛みの掘り下げなどを行い、ロジックモデルにつなげていくワークを2日間かけて実施しました。参加者約30名の内、6組織を取り上げ、6チームに分かれて自分たちの強み・弱み・外的環境を掘り下げながら、地域社会の中に存在する関係者を描くことで、顧客の痛みを掘り下げる。そのつながりをどう見ていくか。取り組むテーマとして挙がったのは、高齢者の支援が2つ、若者支援、外国人児童の支援、不登校児童を中心とした児童支援、LGBTを中心としたマイノリティの方支援でした。結果として、6組織の内4組織(うち1組織の参加者の方は途中帰宅)が、「持ち帰って実際に検討したい」と述べてくれました。




劇場やその他の芸術文化に関わる組織から見て、社会的価値の創出、社会包摂とは具体的にどういうことなのか。SDGsなどのフレームワークを活用することもできますが、それだけではなかなか見えないこともあります。自分たちの存在意義、なぜその組織があるのか、なぜ自分が関わるのか、何ができるのかをじっくりと掘り下げつつ、まず影響を及ぼす範囲のことに目を向け、その痛みについて想像する。その上でできることを考えて、動く。そして動きながら、また考える。そうすることで社会的価値が創出され、社会包摂が実現していくのだろうと考えます。そのための一つのツールとしてロジックモデルが活用できるのだと思います。


(文:落合千華)

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