行動経済学とSMSを用いて市民の健康寿命延伸を目指す
ケイスリー株式会社(以下、ケイスリー)は、沖縄県浦添市(以下、浦添市)で成果連動型委託契約による特定健診の受診率向上業務を2020年6月1日から2023年3月31日まで実施します。
浦添市の特定健診受診率は平成30年度に34.8%で、県内平均の39.3%より低く、国の定める目標の60%に達していない状況です。本事業では、ケイスリーの行政向け公的通知自動化サービス「BetterMe」を用いて、浦添市民の受診率向上を目指します。「BetterMe」は行動経済学(ナッジ理論)とSMSを活用して、市民の行動変容を促すサービスです。2019年度、沖縄県浦添市での厚生労働省実証事業において、浦添市の大腸がん検診受診率を約2.4倍にした実績をベースに開発しました。今年度からは特定健診など他領域での活用を展開していきます。
【本事業のポイント】
(1) 成果連動型民間委託契約方式の簡易試算ツール作成
成果連動型民間委託契約方式で特定健康診査受診率向上業務を実施するために必要となる、評価モデル(成果指標や指標の測定方法)や財務モデル(成果目標や報酬を含む支払条件や行政コストへの影響)を検討し、令和3年度以降に浦添市職員が活用できるツールを作成します。
本ツールを開発することで、特定健康診査受診率向上業務の成果連動型民間委託契約が容易に組成可能となり、他の自治体にも速やかに展開可能になります。
(2) BetterMeの導入
本事業ではケイスリーの行政向けプロダクト「BetterMe」を導入して実施します。
「BetterMe」の本格的な導入は令和3年度からですが、今年度は効果検証のためのパイロット事業を実施します。
勧奨対象となる市民にSMSを送信し、個々人の属性・状態に応じた最適なタイミングやメッセージが何かを検証します。
【会社紹介】
会社名 ケイスリー株式会社
代表者 代表取締役社長 幸地 正樹
所在地 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 JP noie 恵比寿西 1F co-ba ebisu内
設立 2016年3月
事業概要 先端技術を取り入れた社会的インパクト・マネジメントや成果連動型官民連携など成果向上に向けた手法の研究開発・導入支援及びEBPMの実装に向けたGovTechプラットフォームプロダクトの開発
【お問合せ先】
本件及び「BetterMe」の導入に関するお問合せ
ケイスリー株式会社(担当:熱田) contact@k-three.org
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