新型コロナウィルス(Covid-19)の影響により深刻化する社会課題への対応として、政府が実施する10万円の特別定額給付金(以下「給付金」)が寄付に回る可能性や、寄付の意向がある方にとってどのような情報や仕組みが必要かについて、アンケート調査を実施しました。
本調査結果が、日々深刻化する社会課題に対応する活動の資金調達に役立てられるよう、情報を公開すると共に、弊社では、この情報を活用し、緊急性の高い課題に取り組む活動へより効率的且つ効果的に資金が流れる仕組みづくりに向け、関係機関との連携を行ってまいります。
【実施概要】
期間:2020年4月24日〜4月28日
対象者:給付金の申請資格を有する一般生活者
実施方法:オンラインアンケート
回答数:125件
【結果概要】
①寄付金額の意向
回答者の中で寄付の意向を示した人のうち、寄付金額については「10万円全額」という回答が最も多かった。
②寄付先の選定要素
要素として、54(76%)の回答者が、新型コロナウィルス関連の活動であるかを重視すると回答した。
また分野としては、コロナウィルスと活動の関連性を重視するかしないかに関わらず、「医療」への関心が最も高かったが、重視する層の方が関心度合が顕著であった。また、重視する層では、「社会福祉(DV・虐待防止・人権)」への関心が「医療」に次いであがっており、重視しない層に比べやや高い傾向にある。
③寄付先を選定する際に重視する情報
「活動趣旨への共感」「寄付金の使用用途が明確であること」「社会的ニーズの大きさ」が特に重視されている。その他、回答数は多くないものの、身近な地域と紐づいた活動を応援したいという声や、単なる寄付ではなく経済が回る仕組みにつながることを重視するといった声が寄せられた。
④どのような仕組みがあると寄付をしやすいか
寄付がしやすい仕組みとしては、「オンラインで寄付ができる」が最も多かった。その他の選択肢では、「給付金の寄付に関する専用ウェブページがある」「給付金を受け取らずに直接寄付できる」の順に多く、給付金ならではの情報発信や寄付の仕組みにもニーズがあることが伺えた。
調査にご協力くださいました皆様、ありがとうございました。
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